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日本史や世界史ほど、「出そうな問題から手をつける」
の原則がそのまま活きる科目はないでしょう。それだけ覚えるべきことが多い科目ということでもあります。
いきなり教科書から入ってもそう簡単に内容が頭に入らないはずです。
まず、講義型参考書や問題集で「試験で問われることは何か」をざっと頭に入れてから、
教科書を読むという流れに留意しましょう。
まず、『石川日本史B講義の実況中継』(語学春秋社)
『菅野の日本史B講義録』(代々木ライブラリー)
『デジタル放送シリーズ横田の日本史B』(東進ブックス)『ナビゲーター日本史B』(山川出版社)
などの講義型参考書を3回以上読み、だいたいの概要をつかみます。
『菅野の日本史立体パネルForever』(代々木ライブラリー)も眺めておきます。
そして、『実力をつける日本史100題』(Z会)
『横田の日本史B合格へのプロロ−グ25章』(栄光)『日本史問題集』(東進ブックス)
『菅野の日本史フルコースゼミ』『菅野の日本史グルメゼミ』(ともに代々木ライブラリー)
などの問題集から数冊こなします。最初から解かずに、
赤の水性ペンで解答を書き込みながら解説を読み込みます。
過去問もざっと覚えておきましょう。
問題集をぼんやりと覚えたところで、『詳説日本史B』(山川出版社)
と『前田の日本史史料攻略法』(代々木ライブラリー)、『一目でわかる日本史ハンドブック』(東進ブックス)
を繰り返し読みます。ここで、いままでやった問題集と過去問を覚え直して下さい。
あとは、志望校の傾向に合わせて問題集を選び、覚えるだけです。
予備校の講習を利用するのもいいでしょう。
論述問題は、『日本史論述のトレーニング』(Z会)『“考える”日本史論述』(河合出版)などで、
論述の問題形式そのままで覚えて対策すべきです。
などです。
今回このページを書くために改めて日本史の問題集をリサーチしてみましたが、
良くも悪くも菅野氏の問題集は2001年現在の参考書のラインナップをみても
いまだなお個性的というか、異端という感じがしました。
実行率(とっつきやすさ)はいいと思うので、1冊はやってもいいと思います。
菅野氏といえば、『みてすぐわかる日本史』(三省堂)も隠れた名著という感じでしたが、
すでに入手不可になっています。前半で史料のまとめ、後半で系図や図版のまとめを
新書判でコンパクトにまとめた本でした。『立体パネル』や問題集でカバーできるとは思いますが。
『立体パネル』はある程度知識が頭に入ったら、一度見開き2ページを見て、
目をそらして、その内容をどれだけ思い出せるかやってみましょう。そういう使い方でいいでしょう。
最初は眺めるだけで十分です。