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地理の勉強のしかた

参考書と講習で効率よく

 地理の教科書は役に立ちません。『理解しやすい地理B』(文英堂)を代わりに使って下さい。
 まず、『権田地理B講義の実況中継』(語学春秋社)を3回以上読み込みます。 そして、『実力をつける地理100題』(Z会)を解答を赤で書き込みながら繰り返し読みます。
 地図帳は大学入試で問われる知識の割に情報量が多過ぎますし、 覚えるべき事項も強調されていないので必要ありません。 代わりに『地図と地名による地理攻略』(河合出版)『地図中心地理の整理』(三省堂) 『一目でわかる地理ハンドブック』(東進ブックス)『みてすぐわかる新地理』(三省堂) を読み込み、特に強調すべきと自分で判断したところは蛍光ペンでマークしましょう。
 あとは、予備校の講習で補強して下さい。下手に統計や時事の問題などを自力で勉強すると、 収拾がつかなくなることがよくあります。予備校の講習を利用する方がはるかに効率がいいです。
 京大の工学部のように「理系で公民選択ができなくて地歴必須」などというケースは別ですが、 センター試験だけのために地理を選択するのは避けた方がいいでしょう。 センター試験対策としては、『実況中継大学入試センター試験地理B』(語学春秋社)と 『大学入試センター試験完全対策地理問題集』(山川出版社)をおすすめします。

補足事項

 権田氏のもうひとつの名著『地図と地名による地理攻略』(河合出版) の改訂第3版が発売されました。
 三省堂からは、もうひとつ『各国別地理の整理』という本も出ていますが、こちらは使えません。 間違えないように気をつけましょう。『地図中心地理の整理』は小さい、青い表紙の本です。

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